「がんばる」や「諦めない」はもうやめよう
「頑張ることは素晴らしいこと」
「諦めてしまうことはダメなこと」
「仕事ができる人間は決して諦めない」
あなたもこんな言葉を
1度くらいは耳にしたことがあると思います。
しかし、実は、
これらの言葉は、あなたを不幸にしてしまう
間違った常識の1つだったりもするのです。
今、どの企業も若い社員を育てることに
時間もお金もかけることが出来なくなっているので、
即戦力のような扱いを受けることも多くなっています。
そして、社員の能力以上の仕事を与えていくのが
当然だと思っている企業でさえ、多いように感じます。
「出来て当たり前」
「出来ない人間はいらない」
そのような厳しい環境下で、
毎日追い込まれながら頑張っている人も
僕はたくさん見てきたし、お会いしてきました。
一方で、10年前、20年前に比べると、
一人当たりに求められる成果も、
はるかに高くなっています。
だから、
あなたが思うように成果が出ないことも、
上司の期待に応えられないのも、
ある意味、当たり前なのですが・・・。
でも、そんな中で、
「仕事ができない」と言うレッテルを貼られ、
「私はダメだ」と
自己否定したまま、仕事を続けていくことは、
ときに、
取り返しのつかないほどのダメージを
心に追ってしまうことにもなるのです。
だから、
本当に辛くてしんどい思いを続けて、
あなたの心と身体が、
ボロボロになってしまうくらいだったら、
一刻も早く、辞めてしまった方がいい。
そう僕は断言します。
例えば、ボクシングで
小さなジャブを受けたくらいで
ダウンしてしまうようだったら、
ボクサーとして失格です。
同じように、ちょっと辛いことがあった、
うまくいかないことがあったくらいで
仕事を投げ出してしまっては
ビジネスパーソンとして失格です。
だから、耐えられることは
耐えた方がいいんだと思います。
でも、
すでにボコボコに殴られているのに、
根性で耐えすぎて、結果的に恐怖で
二度とリングにあがることが
できなくなってしまうボクサーがいるように。
心も身体もボロボロになっているのに、
それでも頑張りすぎてしまうことは、
自尊心を粉々に打ち砕かれ、働く自信を、
根本から奪われてしまうリスクにもなるのです。
だから、
ときには「諦める」ことだって大事なんです。
実は「諦める」というのは、元々、仏教用語で、
「物事の状態が明らかになっていくように丁寧に見ていく」
という意味なんです。
そうなんです。「諦める」と言う言葉は、
決して否定的な意味ではなかったのです。
自分の状態を、
常にあるがままに見て取ることができる。
そういう力を持っていることこそが、
「諦める」ということの、本来の意味だったのです。
じゃあ実際に、
どういう状態だったら諦めるべきなのか。
「諦めるかどうか」の一番のポイントは
このままこの仕事を続けていくことで
「自尊厳」を失ってしまうかどうか。
もう少し簡単にいうと、
「自分を好きじゃなくなっちゃう」かどうか。
ここがポイントだと思います。
つまり「自分の心に良くない影響をもたらす」
と、判断したら、
とにかくその状況から逃げることです。
そこで逃げられなかったら、
あなたは冷静な判断能力を失っていると
思った方がいいかもしれません。
一人で抱え込まず、
誰かに相談してみることも有効だと思います。
あなたがやるべきことは
頑張ることじゃないですよ。
あなたがやるべきことは、
人間としての尊厳を失うくらい
頑張り続けないといけない状況を
変えることです。
【今日のプチワーク】
その仕事を頑張ることは、あなたにどんな影響を与えますか?
その仕事を頑張っているあなた自身が好きですか?
人生を長期的に考えると、
若いうちに致命的な
心のダメージを負わないようにするのが、
ほんとうに、何よりも、一番大切です。
仕事にはいくらでも代わりがききますが
あなたの人生には
あなた以外の代わりはいないのですから。
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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